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介護者の人生を活かす<携帯電話>
認知症介護【14】
<ババの人生も活かし、自分の人生も活かす>
私の介護の理想像だ。将来ババのために自分の人生を犠牲にしたなんてことは絶対に言いたくない!そして「携帯電話」はその理想像の実現のために必要な道具である。
認知症の人は日が暮れる頃になるとソワソワし、寂しがるという。ババもごたぶんにもれない。おまけにお腹がすく時間だ。ババにとっては”魔の時間帯”なのである。そんな時に一人でいることはババには耐えがたいことだ。だがババには帰ってこないアホ嫁を呼び戻すための手段がある。「電話」である。電話機の横に大きく書かれた番号をひとつひとつ確認しながらボタンを押す。嫁に縄を付け、放し飼いにしているようなものだ。必要な時はその縄を手繰り寄せる。

ある時、ババが遅くなるとしきりに電話をかけてくる状況をみて気の毒に思った友人が言った。「お母さんに電話番号を教えないようにしたら?」
心配してくれてありがとう!多い時には10回以上も着信履歴が続く。それでも応答がない時はお隣さんにお願いする。「
うまく番号がまわせていないみたいで電話がつながらないんだけど、お宅から電話をかけてもらえない?」ババは賢い・・・。そして私はそのことに感謝している。
実は「携帯電話」は私が自由に動き、楽な介護をするために欠かせないありがたい小道具なのだ。もちろんババが「電話をかけることができる」というのが大前提だが・・・。心臓の悪いババはいつ発作を起こすかわからない。それを考えると外出もままならなくなる。だがババに24時間付き添っているわけにもいかない。ストレスで私の頭が破裂してしまう。ババがこうやって電話をかけてきてくれるおかげでババの無事を確認でき、安心して遊び、働けるのだ。
2006年02月21日 | 認知症介護・日常_1 | トラックバック:0 | コメント:2
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