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「嫁・姑」と「ありがとう」
認知症介護【113】
近頃ババは「チーに負担をかけるから・・・」と施設入所の話をしたり、甥を呼んで田舎に帰るとか、そんなことを口にすることが多くなっていた。
2006年9月10日、起きてきたババが開口一番に「ユキオを田舎から呼んで!今後のことを相談しよう。」と切り出した。私を思いやってのババの気持ちもわかるが、度重なるババの言葉に、この時私は「切れて」しまった。ババの耳元で「そうですか!わかりました。そんなに私が嫌いなら私が出て行きます。お母さんを追い出すわけにはいかないですから。はい、わかりました。もう後のことはユキオさんやヨシキと相談して下さい。」イライラして、言ってはいけないことを口にしてしまった。
ババは少しうろたえ、沈黙の後、「そんな・・・嫌いだなんて思ったことは一度もないよ。こんな自分でも・・チーだからこそ・・・チーとだからこそ、一緒に暮らせたのだと思う。この歳になるまで生きてこれたのも、命を助けてくれたのもチーだと思っている・・・。本当に心からそう思っている..ありがとう・・・」とババがつまりながら言った。いろいろな事があって、感謝しているのは私の方だ・・
「それならどうしてそんなことを言うの?」「どうしてだろうねぇ・・この頭は何を考えているのだろうねぇ・・・」問いつめる私。「お母さんはどうしたいの?ユキオさんたちと暮らしたいの?施設に入りたいの?」「そんなこと・・でも・・」「ヨシキと3人で暮らすことがそんなに嫌なの?」私には勢いがついていた。もう下降できない。「そんなことない。できれば3人このままで・・・棺おけに入る時まで・・・このままで・・このまま、ここにいてもいいの?」「ここはお母さんの家じゃないの。じゃあ、このまま我慢してここにいてくれる?もうユキオさんを呼ばなくてもいい?」「う・・ん・・」
話しながら頭の整理ができなくなり、混乱しているババがいた。そのババを問い詰めている自分が嫌になっていた。いつもはどちらも引かず、言いたい放題の2人の関係なのに・・・。介護される側の気遣いがひしひしと伝わってくる。そして私の方こそ感謝しているという言葉を口に出せずに会話は終わった。
ババは時々感謝の言葉を口にしていると、ヘルパーさんや周囲の人から聞く。直接言われたことも何度かある。「ありがとう」という言葉の前では「嫁・姑」の関係も変化し、嫁の武器である「ヒステリー」も無力で自滅していく。意地っ張りな私はその言葉をなかなか素直に言えない。この次こそ・・・ババを見習おう。
2006年09月13日 | 認知症介護・日常_1 | トラックバック:0 | コメント:12
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いい感じですね。
これでいいのではありませんか。
そんなものだと思います。
【2006/09/13 20:47】
| 水木 [
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chicyan様
気持ちを測りかねる事ってたくさんありますよね。相手もの、自分のも。
特に私達のような場合では、頭の中で言葉が渦巻いてしまうことがあってすぐに言いたいことが出てこないことも多いのです。
どうか、言葉だけでなく、言葉以外の事からも、今はどうかな、と見て頂けると助かります。お願いします。
>水木さん
「怒る」べき事ではないのに
またまたイライラしてしまいました。
「ババの不安」を解消するどころか、
追い詰めてしまったような・・・。
(反省)です。
>あやちゃん さん
コメントありがとうございます。
そうですね。言葉以外で理解して
そこで止まればよかったです。。。(^_^;)
ババの気持ちはわかっている
つもりだったのですから。
でも噴火してしまいました。
もう少し優しく見つめ、察することの
できる余裕が必要ですね。
【2006/09/14 07:28】
| chicyan [
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chicyanさんの、お気持ちが伝わってきて涙が落ちてしまいました。
少し、おやすみを取って、それこそ温泉にでもいかせてあげられたらなあ、と思いますが・・・。にんじんの人たちも心配しています、何か出来ることはありませんか?
>あやちゃん さん ありがとうございます。
恥ずかしいですが、性格(ヒステリー)がでているだけです。ご心配なく!(^^)
近日中に、友人達(頼もしい看護士さんお2人)が
ババを見守ってくれるので息抜きに
出かけます。(楽しみ。。。♪)
でも心配してもらって
とっても嬉しかったです。
気持ちがホカホカ温かくなりました。
ババにもおすそわけします。。。
あれから後ババにもちゃんと「ありがとう」が言えたんですヨ。(進歩♪)
【2006/09/15 16:53】
| chicyan [
編集]
こんにちは!ババ殿のお気持ち、痛いほどわかりますね。。
祖父もなくなる前に完全介護状態になったときは、
「こんな姿になってしもて、ワシなんか早く死んだらええのに・・」とつぶやいていました。。
やるせない気持ちだったのでしょうね。。(>_<)
その言葉をきいたときに胸が押しつぶされそうになりました。
思い出しただけでも涙があふれてきそうです。。
完全介護でつきっきりで見るか、ホスピスに入れるか、揺れている母に
「お母さんの気持ちが済むように選んだらいいのだよ。私はお母さんの選ぶことに対して、120%応援するから」
と話したことを思い出します。
母は家で看取ることを選んだのですが。。
私たちの家では、その選択に間違いはなかったと思っています(*´∇`*)
すみません、またまた自分の話ばかり・・!
ババ様と今、一緒に住んでいる皆様が一番納得の行く、なによりもババ様がリラックスできる環境で過ごして頂きたいですね・・!
切に願います・・☆
( 生意気なことをすみません(>_<) )
【2006/09/15 18:19】
| もこQ [
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もこQさん
これまでにも例えられていたお爺様というのは、亡くなられたお爺様のことだったのですね。お孫さんがこんなにも想っていてくれたことを知ったら、お爺様は天国できっと大喜びでしょうね。
風邪も治り、食欲も気力も出てきたババと今日は耳鼻科受診をしました。難聴を克服して100歳まで快適な生活をするためデス(^・^)
耳が悪い病気ではないと知って、ババは子供のように手をたたいて大喜びをし、診察室が笑い声で包まれました。こんな時間をたくさん持てる環境でありたいと思います。。。
【2006/09/15 20:54】
| chicyan [
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>09/18 10:26 さんへ
ありがとうございます m(__)m
【2006/09/18 12:53】
| chicyan [
編集]
おばば様の気持ちを考えても、ちー様の気持ちを考えても、胸が温かくて、痛くて複雑です。
でもこんな会話が出来る嫁姑ってステキ♪
【2006/09/19 17:33】
| sakura [
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sakuraさん
長期戦で頑張っていらっしゃるのですね。
体調が気になっていました。
少し前進とのこと、よかったです!
ご両親を見ていらっしゃるsakuraさんから
たくさんのことを教えてもらっています。
ありがとうございます。
【2006/09/20 08:12】
| chicyan [
編集]
chicyan様
こんにちは、はじめまして^^
お年寄りは孤独に対する不安から
へんてこな事ばかり口走ってしまうのですかね・…。
それが家族の反感を買うのは解ってるはずなのに。。
わかってはいるのですけど
私もついついヒステリーを起こしてしまうのです^^;
先日の祖母とのやりとりを思い出し
涙が出てしまいました。
挿絵とっても素敵です^^
【2006/10/04 19:38】
| シュウ [
編集]
>シュウ さん
初めまして。ご訪問ありがとうございます。
>わかってはいるのですけど
そうなんです。ついつい・・・(^_^;)
落ち着いてから「しまったぁ〜」と
思うのですが、なかなか自分を
コントロールできないのです。
おっしゃるように母のように
高齢になってくると
孤独や不安がより増してくるのかも
知れません...
【2006/10/05 00:24】
| chicyan [
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