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新たな目標 〜帰郷の思い出(5)〜
認知症介護【101】
私達が落胆した実家跡地のことで、後日ユキオさんの奥さんが申し訳なさそうに話した。
「田舎を出て都会で生活をされていらっしゃる方はたいがい皆さんおっしゃるのよ。できれば昔のままの環境で残っていてほしいって!ああ、故郷に帰ってきたんだなぁと実感できるからって!でもここで暮らしている人はやっぱり、自分達が生活しやすいように変えてしまうから・・・。本当は帰ってこられる方のため、できるだけ保存しておいた方がいいんでしょうけどね・・・。ショウイチ(実家を継いだ甥)さんが、2〜3年後には整地した場所に新しい家を建てるらしいから、その時は伯母さんのために必ず家の周りにみかんの木を植えておくからってユキオが話していましたヨ。」
2〜3年後に家を建て、みかんの木を植える。ではみかんが実るのは?ババがつぶやいた。「
そんなもん、もう私が生きているうちにみかんは成らないわよ!」「あ、でもお母さん?私達は家を建てることができなかったけど、お母さんの実家は新しい家が建つって事じゃない!!そうよ!その時には新築祝いでまた帰って来ようよ!」「
・・・。そうっか、そうだね、そうしようか!!」
実現できるかはともかく・・・ババに新たな目標ができた。
2006年07月20日 | 認知症介護・日常_1 | トラックバック:0 | コメント:4
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実家が昔のままでなくなるというのは、実家を離れたものにとっては、やはり寂しいものですよね。そこに住む人にとっては、住みやすい環境にしたいでしょうが・・・。
年を老いたらバリアフリーの環境にした方がいいと若い人は考えるようですが、本人にとっては「住み慣れた家」がやはりいいようですね。とくに認知症の方には。
でも、その環境を保持するために「みかんの木」を植えてくださるそうでよかったですね。
ちょっぴり寂しいけど心温まるお話でした。ありがとうございます。
【2006/07/20 19:20】
| 未来 [
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未来さん
>「住み慣れた家」がやはりいいようですね。とくに認知症の方には。
本当ですね!環境の変化はよく耳にするありふれた事かも知れないですが、「住み慣れた家」がもし残っていたら・・・認知症のババにとって与えられるものは大きかったでしょうね。たとえ古くてボロボロで、不便でも。私も一度見たかったです。
【2006/07/20 19:50】
| chicyan [
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みかんの木は接木で育ちます。
ばば様のために工夫してみては
いかがでしょう?
1本だけでもいいですから
ミカンの花が咲いていて・・・
という歌を現実にしたいですね。
【2006/07/21 17:54】
| 水木 [
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水木さん ありがとうございます!
接木をすると開花が早くなるのですね。
田舎の甥はそれが得意なようで、
異なる品種のみかんの木をいくつか
自分の土地に植えてありました。
今回ババと一緒に見せてもらいました。
>みかんの花が咲いていて・・・
想像が広がります。
本当に現実になればいいなあ。
【2006/07/22 05:57】
| chicyan [
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