認知症(脳梗塞後)介護の体験記。
認知症の進行予防・楽な介護が目標です!
★はじめに★ブログ開始にあたって
待ち望んだ温泉

10月29日の定期検査(心臓超音波検査等)終了後、主治医から「あれだけいろいろな事(旅行等)があったわりには、変化(悪化)ないですね。」と言われた。「そうですか?!あぁ〜良かった!じゃ100歳まで大丈夫ですね。」と答えた私に「そうは言っても、心臓が良くなったとか、治ったとかじゃないんですよ!!当分、旅行は・・・ね。」戒めるように先生。が、しかし...。実はその翌日既に1泊2日の温泉行きの計画が立てられていた。
翌日私達家族は、ババの大好きな温泉目的の旅へバスで出発。せっかくだから当日、ランチを現地でとり、その後ゆっくりとお風呂へ入り、そしてゆっくりと美味しい夕食を・・・の予定だった。あぁ〜きっと・・・どれほどゆったりできる、素晴らしい1泊旅行になることか・・・!
1日目の現実・・・その日目的の「入浴」はできず、ババは一晩中トイレ通いで忙しく、持参した下着とリハビリパンツ(合わせて10枚)は底をつき、ヨシキと私は寝不足でフラフラ・・・で終わった。
まずはババ。往路のバスの乗車予定は1時間余。乗車前に尿意を確認したが、ババいわく「出してと言われても、出ないものは出ない!」 残念ながら車中で尿意を覚えたようだ。結果、ババにはこの時間が負担になった。
用心のためにリハビリパンツ(通常は使用しない)を着用していたが、我慢していたババは到着直後トイレへ駆け込んだ。この時点でババの頭の中には「本当に長い、遠い距離」というイメージが固定してしまい、疲れきってしまった。自宅を出発してからだと約2時間半ぐらいになるので無理もない。
そして私。久々に食事による苦痛、吐き気を味わった。食べ過ぎることはよくあることだが、実は食い意地が張り、それを超えてしまったのだ。
その日13:30分頃のランチは「バイキング」。満腹のおなかに更にババの残したものを口に入れ、気持ち悪くなりながら最後のデザートを口に入れ、部屋に着くとババは疲労、私は吐き気でダウン。夕食は3時間半後の18時。恐怖の時間が刻々と近づいてくる。結局1時間前にフロントに電話、夕食の時間を19時に変更してもらう。旅行先でこれほど食事の時間が「待ち遠しくない」のは初めてだ。ヨシキに言われた言葉は...(省略)
とうとうこれ以上は引き延ばせない夕食タイム。レストランに着席した私達の目の前に会席料理が並び、ババは目を丸くした。ウェイトレスさんがくる度に「一体どうしたことなの?今日は何の日?こんなにいっぱいのご馳走!」「ほ〜ぅ!わぁっ〜・・・!」と感激し、尋ねる。ウェイトレスさんもにっこり。私にとっては、このご馳走が台無しになったのは言うまでもないが、ババは何事か、どこにいるのかわけがわからなくなってしまったようだ。私達に「ここはどこなの?私達はいったい今どこにいるの?」と聞くようになった。
近年、ここは年に1回位の割合で訪れている。翌朝までババはあんなに望んだ温泉地に来ていることがわからず、度々どこにいるのかと尋ねた。せっかく来たのに、いったい何をしに来たんだろう。ゆっくり、のんびりするどころか、体調が悪く、最大の目的である「お風呂」にも入っていない。部屋の様子も変わっているため、ババは混乱し、トイレの場所をその都度確認しながら夜の時間は過ぎていった。
2日目、朝食前にババをお風呂に誘った。やっと念願かなって・・・だ。先客と入れちがいになり、浴場はババと2人の貸切。「あ〜〜!やっぱり気持ちがいいねぇ〜〜。」疲れも吹き飛び、朝食をすませ、またバスで帰路へ。「来る時のバスの時間は長かったねぇ〜!」と言いつつも、「食事だけじゃまた行きたいとは思わないけど、温泉があるからやっぱりいいねぇ。」と今度は長く感じなかったバスの中でババは「よかったねぇ〜!」を連発した。
2006年11月15日 | 認知症介護・日常_1 | トラックバック:0 | コメント:8

カテゴリー(内容別)
Blog 開始 2006.2.10〜
お役立ちサイト
プロフィール
Author:chicyan
世間ではなぜか「よいお嫁さん」で通っています。(^_^;)
実態は・・・まちがいなく「怠け者」で「ヒステリーを起こしやすい」嫁です
My blogへようこそ!