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新たな目標 〜帰郷の思い出(5)〜
認知症介護【101】
私達が落胆した実家跡地のことで、後日ユキオさんの奥さんが申し訳なさそうに話した。
「田舎を出て都会で生活をされていらっしゃる方はたいがい皆さんおっしゃるのよ。できれば昔のままの環境で残っていてほしいって!ああ、故郷に帰ってきたんだなぁと実感できるからって!でもここで暮らしている人はやっぱり、自分達が生活しやすいように変えてしまうから・・・。本当は帰ってこられる方のため、できるだけ保存しておいた方がいいんでしょうけどね・・・。ショウイチ(実家を継いだ甥)さんが、2〜3年後には整地した場所に新しい家を建てるらしいから、その時は伯母さんのために必ず家の周りにみかんの木を植えておくからってユキオが話していましたヨ。」
2〜3年後に家を建て、みかんの木を植える。ではみかんが実るのは?ババがつぶやいた。「
そんなもん、もう私が生きているうちにみかんは成らないわよ!」「あ、でもお母さん?私達は家を建てることができなかったけど、お母さんの実家は新しい家が建つって事じゃない!!そうよ!その時には新築祝いでまた帰って来ようよ!」「
・・・。そうっか、そうだね、そうしようか!!」
実現できるかはともかく・・・ババに新たな目標ができた。
2006年07月20日 | 認知症介護・日常_1 | トラックバック:0 | コメント:4
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