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いつもと違う「敬老会」
認知症介護【67】
脳梗塞後認知症になってからの出席としては6度目となる「敬老会」に参加した。帰宅後、午後の9時を過ぎて3人とも目を覚ました。疲れていた私達はいつの間にかぐっすり寝ていたのである。1階に降りてババとお茶を飲んだ。
「
”敬老会”なのに本当に疲れたワ〜」ババの今日の敬老会の感想である。
今日は郷里の毎年恒例の行事「敬老会」が開催され、ババはいつものように招待され3人で出席した。敬老の日は9月なので違和感があるが、年に2回、5月と10月頃に郷里出身者で集う2つの会が「敬老会」を開催し、ババを招待してくれる。よほどのことがない限りババと一緒に出席することにしているのだが、70歳以上の高齢者の中でババは既に最高年齢者の域である。さすがに4〜5時間の行事に参加することは段々ババにとって負担になりつつある。それでも帰宅後はいつもとびっきりの笑顔で懐かしい郷里の皆に会えた事を喜び、参加できたことを感謝する。ババにその「時」を持ってもらうことで私達も満足してきた。
今回は実は参加できるかどうか心配していた。ここのところババの体調が今一つ良くなかったからだ。口内炎の様な症状があり、食事量が減った。口の中に何かあるようだとしきりにうがいをするようになり、食欲も減退、体力的にもダウンしてきたようだった。出たがりのババが最近はしんどいと外出を嫌がるようになっていたし、おまけに昨日は「気分が悪い」というので測ってみたら血圧も高かった。昼夜逆転ぎみになっていたこともあって昼間の行事への参加も不安なものがあった。心配の材料はたくさんあったのである。それに追い打ちをかけるような今日の「雨」だ。
無事敬老会が終わり、帰宅後ババに持ってもらいたかったその「時」を今日は持つことができなかった。初めてのことだ。いつものような感動がない。会場ではいつものように懐かしい方々が声をかけてくれた。ご自分のことを話してくれ、お名前をババに教えてくれる。だが懐かしみ感激してくれているその会話は一方通行になり、途方にくれたババは
「ごめんね〜物を考える頭がどこかに飛んでいってしまったみたいでね〜〜。パーになったみたいなのヨ!」と何度も繰り返す。
ババのペースにしては、目まぐるしかった。入れ代わり立ち代り挨拶に見える。その流れがますますババを混乱させた。いつもなら初めは思い出せなくても徐々に相手の方を認識してゆっくりと会話のできる世界へと入っていくその手順が踏めない。会う機会が多く、そのパターンでお話をしていた人ですら思い出せなかったのだ。
ババの認知症は確かに少しずつ進んでいるように思う。だが加速しているとは思えない。それなのに今日は例年のように会話ができることを喜び、その場を楽しむババの姿をみることができなかった。混乱、不安、あせりが先立っているようにも思えた。今日はババをそうさせてしまう環境だったのだろうか・・・。それともババの中でまた何か変化が出てきたのだろうか・・・。
2006年05月07日 | 認知症介護・日常_1 | トラックバック:0 | コメント:0
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