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持ち物がわからない
認知症介護【62】
2003年4月10日(脳梗塞後22日目)
朝の片付けも終わり、お弁当も作り終わった。さあ、次はババの身支度を・・・とババの部屋に行きかけた私の目の前に飛び込んできた光景だ。
「さくら園」に行くのが楽しみで楽しみでならない。せめて自分のことは自分でしようという、嫁に迷惑をかけたらいけないという涙ぐましい努力。どうみたって旅行か、家出。
わけがわからないババは「
気持ち」で外出の準備をしていた。バックが・5個・。ど根性のスポーツ物語みたいに気持ちで必死で体当たりをして「持ち物の準備」をしていた。ババは「モヤ」の世界にいるようだった。何を持って行ったらよいかわからない。バックの中からは貴重品や聖書やその他諸々・・・その多さがババの声にならない悲鳴のようにも感じられた。
4月5日(脳梗塞後17日目)「さくら園」デビュー、翌6日は日曜だったのでヨシキも一緒にババをさくら園まで送った。この2日は私が事前に持ち物を準備した。ちょうど同じ頃、ババはさくら園の通園以外にも何かと外出の機会が増えてきた。そしてそれまでは気付かなかった脳梗塞の後遺症である認知症状が次々と出てくるのである。
2006年04月23日 | 認知症介護・日常_1 | トラックバック:0 | コメント:2
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