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今と過去の生活との狭間
認知症介護【54】
2006年4月13日「
チー!チー!」朝食後寝ていたババが私の名を呼んでいる。
「
精米に行こうか?どこにあったかね〜、▲▲▲(田舎の村の地名)に行けば精米してくれる所があったかね〜?」
「ん?いいよ」 ババはまたここを田舎だと思っているのかナ・・・。
「
チーも一緒に行くの?」と何だか嬉しそうにババが言った。続ける。
「
そうか!じゃ、2人で行こうか!何に載せていく?あの押し車(シルバーカーのこと)でいいかねぇ?でも、うちは米俵あった?」
「うん、あるよ。」
「
何であるんだろう??どこにあるの?昔はね、米俵を牛に載せて持って行ったもんだよ。俵が破けるのが心配でねぇ〜。」
「へえ〜〜!牛に載せて運んでいたんだ!お米を作っていたの?」
「
そうだよ、でもこの辺に精米できる所なんてあった?」
「うん、駅の北側にお金を入れたら精米できる機械がおいてあるよ。あ、そうか!私はこの前、そこで精米してきたんだ。忘れてた!お母さん、俵はもうないワ・・」
「
そうだろう?どこをみても俵なんてなさそうだし・・変だと思ったんだよ!」

ババはやっぱり働き者だったらしい。
早朝起きると「
朝ごはんまでに牛のため草を刈ってこよう!鎌はあった?」とか「
畑に行こう」とか言う。おかげで、過去のババの生活を垣間見ることができるのだが、そこにちゃんと現在の私の存在があるから不思議である。
私にはババのような働き者の生活はできない。でもババの現役時代にババと一緒に牛を引いて精米に行ったり、草を刈ったり、畑仕事をしたり・・・そんな時間を持てたらよかったナ・・ババもそんな相手がほしかったんだろうナ・・その姿を想像しながら思った。(もちろん1〜2回か、ほんの少しの期間で十分だけど・・・私は怠け者だから・・・。)
2006年04月14日 | 認知症介護・日常_1 | トラックバック:0 | コメント:2
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