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「認知症ババ」はホームカウンセラー
認知症介護【38】
気分はブルー・・・消化できない。3月16日 WBC2次リーグ、日本―韓国戦終了後である。
ババの部屋の戸をあけた。まっ暗だ。何だ、また昼夜逆転?
私に気づいたババが「
ここに来て寝てもいいよ」とババの横で寝る許可をくれた。まだ夜じゃないんだけど・・マ、いいか・・今はともかく動き回る気力はない。テレビをつけた。
「野球負けてしまったわ。ショックだよー!どうしよ〜〜?」
「
勝負事はね、勝つか負けるかのどちらかだからネ、しょうがないよ。一度は勝つか負けるかしないといけないんだから。」
「う〜ん、でもね〜悔しいワ。イチローがかわいそうだよ」
「
本人がいちばんショックだろうヨ」
「うぅ〜ん、でもねぇ〜」
「
潔くしなさい。いさぎよく!負けたら次は勝つようにしたらいいのよ!」
「・・・」
「
さあ、早く田舎に帰らなきゃ・・・。どのくらい準備できてるの?」
「お母さん、今日はそれどころじゃないよ。今日は寝れないよ。ほら、テレビを見て!テレビでもやってるよ。みんなショックなんだよ。それでもまだ少し望みはあるんだって!明日の試合の結果によっては・・・なんて言ってるよ」
「
未練がましい!!」
グズグズする私に比べ、ババは脳梗塞になる前から「動じない」性格の持ち主だ。少々苦しいことがあってもクール(に見える)に受け止め、つらそうではない。私のグズグズ発言をバサッと切る。同情してずっとずっと私のグズグズ話に付き合ってくれないことを不満に思ったこともある。ババは人の気持ちがわからないんだと・・・。

だが「日常の」小さな悩み事でなく、本当につらくて苦しくて自分でどうしようもない大きな出来事にぶつかった時、ババの「動じない反応」は幾度も私を救ってくれた。ただの相談相手ではなく、ババは我が家のホームカウンセラーといえるかも知れない。
2006年03月17日 | 認知症介護・日常_1 | トラックバック:0 | コメント:4
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