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脳梗塞の後遺症 介護の始まり
認知症介護【29】
2003年3月22日ババはその急速な回復もあって「一過性脳虚血発作」ということだった。一時的に血管が詰まったがすぐに血流が元に戻り、体の機能も元の状態に戻った・・・と思っていた。しかしその発作はババの体の中に確かな足跡を残していた。まだはっきりとは見えなかった脳梗塞の後遺症は退院後徐々にその姿を現し始めたのである。
環境の変化でボケてしまったかも知れないババ。でも家に帰り、日がたてばまた元のババに戻るだろう。自宅に向かう車の中で私は楽観的に考えていた。家に帰りたい、帰りたいと言っていたババを連れて帰れる喜びで心はいっぱいだったのである。さあ、着いたよ!我が家へ。
ユリさんにババをお任せして私はお茶の準備をする。「お母さん、よかったね〜!家に帰ってきたね〜!」するとババ「
うぅ〜ん?ここは家じゃないよ!こんなとこ、知らないよ!」「え〜家だよ。自分の家だよ。わかんないの?あんなに帰りたがっていた家じゃないの!」「
ちがうよ!こんなとこ知らないよ!」「
!!!!!」・・・
(@_@;)私はユリさんにお願いをした。
「
もう一度ババを車に乗せてドライブをしてもらえないですか?」

ババが手押し車を押して通っている「さくら園」へ向かうコース、駅から自宅までのコース、見覚えのありそうなコースを・・・。
頭をガーンと殴られた気分でいた私の耳に
「
ただいまー!!帰ってきたよー!!」
元気なババの声が聞こえてきた。
「お帰り〜お母さん!」 脳梗塞の後遺症との戦いが始まった日である。
2006年03月08日 | 認知症介護・日常_1 | トラックバック:0 | コメント:0
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