ブログHOME左サイド(一番上)>ページNAVI(5記事/1ページ)より
[介護ROOM-認知症の介護&憩いのひととき-]HPへ
あの「風」の吹き出しを止めてぇ〜!<午前2時>
認知症介護【2】
午前2時。1階のババの部屋の引き戸が開いた音がしたが、トイレに行く気配はない。寝ていたはずの私の心臓がどきっとした。階段を上がる息づかいがする。飛び起きた。案の定「ゼイゼイ」しながら、ババが階段を昇ってきていた。
「あのねぇ〜。ゆうべあの口を閉じなかったでしょ!もう寒くて寒くて!冷蔵庫に入っているみたいヨ〜!だあれも降りてこないし・・・」かわいそうなババの手足は本当に氷のように冷え切っていてガタガタ震えていた。
ババは夜間トイレに行った後、布団を自分でうまく掛けることができない。
最近はずっと私も母の部屋で寝ていたのだが、たまたま昨晩は夫が貴重な記録DVDを見せてくれるということで、2階の寝室でDVDを見ながらそのまま寝込んでしまった。
エアコンは暖房設定なのだが、ババはその吹き出し口から吹いてくる風のせいでひどい目にあっているのだと思い、
「取って捨てておいて!」とブツブツ。
電気毛布と掛布団をかけてババの横で手を握り、抱きついて寝た。
「何すんの〜〜はなしてぇーー!」「・・・」暖まってきた頃、
「もう上に戻ってゆっくり寝て」布団から抜け出ると、伸びをして寝返りをうち窮屈さから開放されたといわんばかりのババだった。あっという間に「スヤスヤ・・・」
2006年02月10日 | 認知症介護・日常_1 | トラックバック:0 | コメント:0
▲ページトップに戻る
[介護ROOM-認知症の介護&憩いのひととき-]HPへ
“ニラ”の下処理ぐらいはできるヨ (^^)
認知症介護【3】
ババは90歳。あと1ヶ月で91歳である \(^o^)/
身体的には決して元気?とは言えない。心臓弁膜症が友達だからだ。
去年の夏には心不全状態になり、ハラハラしながら様子をみてきた。
ババ自身も
「ここまで」と覚悟を決めたような言葉を何度も口にした。
[ もっともっと長生きをして〜]・・・アホ嫁の本心である。(嫁姑の仲だから自分でも嘘をついているのじゃないかと思うし、何とも説明しがたいのだが・・・なぜか
今のところ[愛しい]のである)
しかし、そんな状態なのに!である。田舎で育ったババは今でも畑仕事を懐かしみ、田舎に帰って何か作物を作りたいと言う。
「食べるものさえあれば、今の時代あなた達が仕事を失っても3人何とか生きていけるからネ」・・・ありがたい話だが(^_^;)、ババは一体いくつまで生きるつもりなんだろう??私たち夫婦が即失業して帰郷するならともかく、定年の年代になって田舎に帰ったとしても、まだ[?]十年あるように思うのだが・・?
今日は日頃の認知症を思わせないババの仕事ぶりである。田舎から送られてきた“ニラ”の枯れた葉を取り除き、すぐ調理できるようにしてくれた。
2006年02月11日 | 認知症介護・日常_1 | トラックバック:0 | コメント:0
▲ページトップに戻る
[介護ROOM-認知症の介護&憩いのひととき-]HPへ
なぜ 「アホ嫁 」?
認知症介護【4】

我が家は私達夫婦とババとの3人家族である。そしてババが時々ため息をつくのである。
「この家にはアホが2人もいる!」ババと嫁のことである。(^_^;)
ババは意味もなくつぶやいているのではない。
嫁は認知症の予備群なのである。いやアルツハイマーの予備群?、いやきちんと診察を受けたわけではないので予備ではなく、もうそうなってしまっているかも知れない。
マジに物忘れが激しくなり、何か物事を記憶しようと思ってもなかなか覚えることができなくなってきているのだ。それに生来の「抜け」ているところ(「ドジ」と言えばまだかわいいだろうが・・・)があるので、ババにしたら頼りなく、心配なのだ。自分がしっかりしなくっちゃと・・・。
二人で外出するとき、タクシーの中でババは私に聞くのである。
「ちゃんとガスの元栓閉めた?家の戸は鍵をかけた?」
2006年02月12日 | 認知症介護・日常_1 | トラックバック:0 | コメント:0
▲ページトップに戻る
[介護ROOM-認知症の介護&憩いのひととき-]HPへ
ブログの閉鎖予定
認知症介護【5】
いきなりだが、このブログの閉鎖は<ババの寿命が尽きた時>にと考えている。
2003年3月19日に倒れてからあと約1ヶ月で3年になる。脳梗塞の後遺症で認知症になって同じく3年。狭心症の発作を昨年夏に起こし慢性心不全の状態が続いている。医学書等にこの症例での平均予後などが出てはいるのだが・・・ババと私は主治医の「
100歳まで大丈夫!」と言う言葉を頭にインプットしている。先生の出してくれている薬の中ではこの「言葉」が一番よく効く

ババは定期的に診察を受けている。そんなにジョークをいうこともなく口数も多くない先生だがババは先生が大好きである。
まだ昨年の心臓発作を起こすまでのことだ。トアル受診日のこと、診察中に
「
うん、大丈夫。お元気ですね。今おいくつでしたっけ?この分だと100歳まで大丈夫ですよ! 」間入れずババは上目使いで立っている私を見つめ、
「いいの?」と聞いた。先生
「・・・・・・」私
「・・・・・・(^_^;)」
2006年02月13日 | 認知症介護・日常_1 | トラックバック:0 | コメント:0
▲ページトップに戻る
[介護ROOM-認知症の介護&憩いのひととき-]HPへ
”逃げられたかなぁー?””食べてないよ!?”
認知症介護【6】
今日、出先から自宅に電話をかけた。
「朝バタバタしていて、寝ているお母さんに”行ってくるよー”とだけ声をかけて出たんですが、お母さんはどんな様子ですか?わけがわからなくなっていないですか?」
「あ、何か・・・”逃げられたかなぁー”とおっしゃっています。でも今はもう大丈夫です。」と笑いながら、ババのことをよくご存知のヘルパーさん。
頻尿で夜間起きることも多いので、ババは昼間もよく寝る。
私が仕事や用事で出かける日にそれを伝えて外出しても、一眠りしたあとは朝の会話などきれいさっぱり忘れてしまって「
アマさ〜ん(アホ嫁のこと)」「
アマさ〜ん」と家の中をさがしまわる。

たまに夫がババのためにおやつを買ってきてくれる。喜んでおいしそうに食べてくれたババをみて、夫はかなり嬉しくなり後で
「あの●●食べた?おいしかった?」なんて聞いている。すっかり現実を忘れている夫をみて、アホ嫁は心の中で思う。
”ムダなことを・・・”
ババが本当に
真顔で答える。
「
そんな物、食べてないよ!」
「
あのほら、あれだヨ、あの〜・・・〜」一生懸命な夫の説明が続く・・・・・・
2006年02月14日 | 認知症介護・日常_1 | トラックバック:0 | コメント:0
▲ページトップに戻る
[介護ROOM-認知症の介護&憩いのひととき-]HPへ
[ サアミオン]効果?
認知症介護【7】

以前知人のドクターが「現在処方されている脳梗塞の薬はほとんどその効果は「?」らしいよ。でもその中にあって”サアミオン”は効果があるという説を聞いたことがあるナ」と言っていた。ババの痴呆改善が話題になった時のことだ。(あくまで日常会話の内容であって、科学的根拠に基づくものではない。)
[サアミオン]は[脳の血液の流れをよくし脳の働きを活発にする薬]として現在ババに処方され、服用中である。

今のババは記憶力がどこかに飛んでしまって、見当識障害あり、それこそ典型的な認知症そのものである。しかも徐々に進行しているように思える。
ところがその一方で、信じられない両極端な現象が起こっている。会話の切りかえしがとても早くなったのである。私は、たいがいババに
”してやられる”。しかもユーモアたっぷりの言葉で返してくることも多い。私達夫婦は、いや訪ねてきてくれた知人たちもその切りかえしにあぜんとし、タジタジとし、一瞬沈黙の時を持つ。こんな事ってあるのだろうか?
薬が多くなることを心配して服用を勝手に中止したことがある。だがその後何だかババが「ボヤぁー」としてきたような気がしてまた服用を再開、その後は忠実に飲み続けている。
2006年8月より掲示板「ユナチのつぶやき」でババの会話の一部をご紹介しています。
2006年02月15日 | 認知症介護・日常_1 | トラックバック:0 | コメント:0
▲ページトップに戻る
[介護ROOM-認知症の介護&憩いのひととき-]HPへ
ババのすすめる「認知症予防薬」
認知症介護【8】
我が家にはババのすすめる常備薬がある。サトウキビが原料の「黒砂糖」だ。ババの大好物である。昨年食欲がなくなり、食事もほとんど摂れない時期があった。その時にもこの「黒砂糖」だけは食べた。「サアミオン」が「西洋薬」なら「黒砂糖」はさしずめ「我が家の民間薬」と言えるかも知れない。!」ある日、ババは日頃お世話になっているお隣ご近所に「黒砂糖」を配って回った。
「黒砂糖はボケ予防になるんだって!身体にいいらしいヨ。」大きな声が後方の私にまで聞こえてくる。(ハハハ・・・(^_^;))・・・急性期で一番調子の悪かった頃、ババは自分の家がわからなくてお隣さんの家に入って行ったっけ。真冬に薄着で手押し車を押して散歩に行こうとして、それに気づいた別のお隣さんがあわてて自分の上着を持ちだし、ババに着せ、おまけに散歩に付き添ってくれたって言っていたっけ。(ToT) m(__)m あ〜あ〜でもババの認知症はあくまで脳梗塞後だから・・・87歳まではしっかりしていたのだから・・・ババの「おすすめ」は否定はできないかナ。優しいお隣さん達は答えてくれる。「そんなにいいの?うちも好物なんですよ。ありがとう(^^)」
2006年02月16日 | 認知症介護・日常_1 | トラックバック:0 | コメント:0
▲ページトップに戻る
[介護ROOM-認知症の介護&憩いのひととき-]HPへ
ババを襲う得体の知れない「影」
認知症介護【9】
「
アマさ〜ん、アマさ〜ん、ちょっと降りてきて!大事な用があるから」ある日の夕方ババに呼ばれた。
「どうしたの?」随分かしこまっている。「
大事な話があるから、ちょっとここに来て!聞きたいことがあるから ここに寝て!」とババは自分の横をポンポンと叩く。おかしい!様子がいつもと違う。また預かっているババの年金の監査かなぁ?(ドキッ(^_^;)) だけど、ババの周りから得たいの知れない黒いオーラが出ている。ちょっと違うかナ。逆らわずババのベッドに潜り込んだ。
「どうしたん?」「
・・・・・・」
しばらく間をおいてババが口を開いた。
「あのねぇ、・・・私はどこかおかしくなっているの?・・・頭がどうにかなっているの?・・・ぼけてきているの?」遠くを見つめるように、言いようのない不安に脅えるようにババが聞いた。「大丈夫だよ!おかしくないよ!歳ナリだヨ!歳をとれば誰だって忘れっぽくなるのは当たり前でしょ?もう90歳だもの」「
ウ・・ン・・・」「それだったら私はどうなるの?この若さでもうボケているんだから!ネっ?」「
ホントだねぇーその歳で今からその調子だったら一体この先どうなるんだろーねぇ・・・」 「
でもボケてどこかに走るようになったら、あんた達も大変だから施設にでも入れるようにしなくちゃネ」「うん、だけどお金ないからダンボールに入れて田舎に送ろうかナ?それとも、そこらの河原にでも連れていこーか?・・」「
・・・・・・」 おかしい!?ババが返してこない。
自分が認知症だとは夢にも思っていないババは、昼間ごはんを食べたことを忘れ、そしてそのことを嫁に言われ、ショックを受けてしまったのだ。(アホ嫁だヨ〜!)ババはわけがわからなくなり、頭の中が真っ白になり、混乱し、パニくってしまったのだ。いつもは「一眠りしたから忘れてしまったのヨ」と言われ、納得していたから・・・。(反省)。
認知症になってしまった本人の心の中をのぞき、描くことはできないし、その苦しみは活字にはならないのだとアホ嫁は思った。ババ、ごめんね。
2006年02月17日 | 認知症介護・日常_1 | トラックバック:0 | コメント:0
▲ページトップに戻る
[介護ROOM-認知症の介護&憩いのひととき-]HPへ
「結果」と「プロセス」
認知症介護【10】

昨日は午前2時頃からテレビを見ていた。トリノ五輪の男子フィギュアだ。選手たちは国内の代表選考の過程でさまざまな「プレッシャー」をはねのけ、その勝者となった。そして五輪の舞台でさらに重い「プレッシャー」と戦っている。「メダル」が話題になってはいるが、おそらく彼らを送り出したほとんどの国民が「プレッシャー」の脅威を知っているだろう。
私がもし「高橋選手」だったら・・・と想像してみると、(ゾゾッと)恐ろしくなる。おそらく重圧に押しつぶされ、初回のジャンプを失敗したらその後は次々と残るジャンプも失敗し、残りのプログラムは全てボロボロ、心もボロボロでリンクを降り、顔も上げれないほどネガティブな気持ちになっていたことだろう。
私はある時期「バレーボール」をしていた。「プレッシャー」に押しつぶされ、通常のプレイができなかったことがあった。そして試合も負けた。弱い自分を自覚した。私は「プレッシャー」に弱い!
「プレッシャー」について考えてみる時、頭に浮かぶスポーツ選手がいる。彼も人間で、彼も確かに「プレッシャー」を感じている。だが彼はそれをはねのけようとするのではなく受けとめている。
何年か前に彼の言葉をある記事で見つけた。私はそれを書きとめ、今も自分の手帳にはさみ持ち続けている。
【結果も大事だが、そこまでのプロセスの方が大事。(ベストを尽くすため)準備を怠ったことはない。】結果を残している「イチロー」の言葉だ。仕事もスポーツも確かに結果は大事だ。だが、結果を残せた場合はもちろん、残せなかった場合も他の人の知ることのない「ここに至るまでの運と忍耐と努力の日々」がある。
「高橋選手」のプロセスを思うとき、心から「よく頑張ったね。お疲れさま!」と言いたくなる。プラス思考で(彼もインタビューの中でもう次の課題(目標)を揚げていたので大丈夫だと思うが)、イメージトレーニングを重ね大きく羽ばたいてほしいと願う。
「イチロー」は化け物ではないから、私達にもできるはず・・・。
さて、五輪観戦にひたり、やる気の出てきた”ここ”まではよかった!ところが、である。すぐ現実の日常に引き戻された。夢中になりすぎ、そのしわ寄せが後でババにいくことになるのである。それは次に書きたいと思う。
2006年02月18日 | 認知症介護・日常_1 | トラックバック:0 | コメント:0
▲ページトップに戻る
